森宗恵茶道教室は、栃木県小山市の裏千家茶道教室です。お茶の道を、もっと気軽に、身近なものに。

うぐいす餅

2015.02.22

花札ではありませんが、梅と鶯という意匠はお茶の世界でもよく使われます。

お稽古にも、お茶会にも「うぐいす餅」が登場するのもこの季節ですね。

うぐいす餅

小豆こし餡を求肥で包んで、青大豆のきな粉をまぶします。

長楕円に形作り、鶯のボディーに見立てます。

本来の鶯はこのきな粉のように鮮やかではないようですね。

ただこのお菓子、茶席で敬遠されることもしばしばあります。

なぜなら、きな粉が畳やお着物に零れ落ちることが多いからです。

茶席ではお客様本位に考えてすべてを用意します。

お粉がお客様のお着物にこぼれ易いのでは、ナンセンスです。

また、畳にこぼしてしまって申し訳ないと、恐縮されるお客様もいらっしゃいます。

そうなっては、このうぐいす餅を茶席でお出しするのは考えなければいけません。

 

 

 

それでもどうしてもお出ししたい、お客様の中で好物の方がいらっしゃる

当地の菓子屋のこのお菓子の評判を聞きつけて、楽しみにしていらっしゃる

そのような場合はお出ししたいものです。

ではこうしましょう。ややおおきめの銘々皿に、おひとり分ずつお載せする。

そしてフォークなど添えるのもいいかもしれません。

あくまでもて亭主本位な考えは謹んでこの美味しいお菓子を味わいたいものです。

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