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桜餅の由来

2015.04.13

ソメイヨシノは葉桜となってきました。八重桜は今が満開でしょうか。

塩漬けの桜葉で餡を包んだものが桜餅。その起源は、江戸時代にあります。

江戸の向島、隅田川の桜見物者に、名刹長命寺の門前にて販売されていたのが

この塩漬け桜葉で包んだ餅でした。大変な盛況ぶりだったようです。

いまでも向島では有名な「山本」さんでその由来の桜餅が販売されています。

その桜餅は「長命寺桜餅」であり

小麦粉を水で溶き薄く焼いた生地で餡を包んだものを、桜葉で包んであります。

桜餅長命寺

画像は私の手作り桜餅ですが。「山本」さんのはお色も染めてなく、素朴なイメージです。

この季節には求める客人で行列のようです。

正岡子規はここの2階に宿泊した折に歌を詠んでいます。

「花の香を 若葉に込めてかぐはしき 桜の餅(もちひ) 家づとにせよ」

 

もう一つ、「道明寺桜餅」というのがあります。

道明寺桜餅

こちらは大阪府藤井寺市のある道明寺という尼寺に由来します。

尼僧が保存食として、粳米を挽いて粉にしたものが道明寺粉の由来だそうです。

その道明寺粉を水に浸して蒸して、餡を包み、おはぎのような状態にします。

それを桜葉で包みます。

 

関東風→上の写真の「長命寺桜餅」

関西風→下の写真の「道明寺桜餅」

そのよう言われています。が、今では東西を問わず、「道明寺桜餅」が多く出回っているように思います。

私の考える理由として「長命寺桜餅」は、1、薄い皮を焼くのに手間がかかる。2、日持ちがしない。

この二つが理由ではないかと思います。

 

どちらがおお好きかは好みがあります。両方作ってみました。

ただね、私はだんぜん「長命寺桜餅」派です。

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