森宗恵茶道教室は、栃木県小山市の裏千家茶道教室です。お茶の道を、もっと気軽に、身近なものに。

深山

2015.10.26

色づく山の風景は、茶席でも取り入れたい要素の一つです。

深山

「深山」で如何でしょうか。

奈良の北西の紅葉が美しい竜田山には

竜田姫という女神が住んでいるとかいないとか。

茶杓は銘「竜田姫」で茶席に深まりゆく秋が感じられます。

栗蒸し羊羹

2015.10.08

DSC_1334

先日出かけた里山で、栗を購入しました。

お稽古に作ったお菓子は「栗蒸し羊羹」です。

ごろごろと、大きな栗を入れました。

ちょっとお塩も加えて、蒸し羊羹の甘みを引き出します。

DSC_1302

お干菓子は寒氷製の菊ですね。

お砂糖を煮詰めて作るのですが、寒氷は外側はカリっと中はさっくりと

二つの触感の美味しいお菓子です。

 

三夕

2015.10.08

茶道の世界では、10月は風炉の最終月になり、詫びた風情を楽しむ、名残の月となります。

日本には昔から、秋の夕暮の寂しさ、裏悲しさを詠う歌がいくつかあります。

「新古今和歌集」の中には、三夕(さんせき)という代表的な歌があります。

「寂しさは その色としもなかりけり 槇立つ山の秋の夕暮」寂連

「心なき みにも哀れは知られけり 鴫立つ沢の秋の夕暮」 西行

「みわたせば 花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮」定家

定家の歌は利休の師とされる、竹野紹鴎の茶道の世界観を表わす歌としても知られています。

初チャレンジ

2015.08.25

主菓子も、夏の初めと終わりでは、趣を変えます。

芙蓉です。

芙蓉

桔梗。

桔梗

お干菓子は千代結び。

千代結び

こちらは季節知らずでしょうか。

風炉灰形

2015.08.23

5月から10月は、囲炉裏のような炉をふさぎ、風炉と釜でお茶を点てます。

鉄切り掛け風呂

風炉のなかの灰にはいくつかのスタイルがあります。

小さなコテで、跡が残らないように仕上げるのが茶人の修業です・・・・・・(^_^;)

【基本の二文字押切】

二文字押切

灰匙を滑らせるようにして仕上げます。

ペタペタ押し付けたいところですが、我慢です。

【向山】

向山

 

【丸灰】

丸杯

それぞれ、季節、風炉の素材、形、または風炉と釜の相性から

どの灰形にするのか決まります。

夏の暑い盛りには、火を遮る前土器を二枚にする方法もあります。

まえがわら紅白

点前座に及ぶ熱量が少し遮られ、炭も流れにくいのです。

 

夏のお菓子

2015.08.05

日本には、暑い夏を乗り切る様々な工夫があります。

簀戸、葭簀、風鈴、打ち水、器等。

茶席の和菓子でも、涼を感じて頂けるものを選びます。

 緑水

「緑水」葛を使いました。

麩饅頭

「麩饅頭」こちらも夏の定番。

朝顔2

 「朝顔」

五感を使って涼を感じて頂きます。

金団

2015.06.06

茶道の主菓子には金団(きんとん)というものがあります。

白餡をそぼろ状に濾しだして、小豆餡の周囲に纏わせます。

お色変えることで、季節のお菓子に変化します。

「麦秋」

金団麦秋

「紫陽花」

金団アジサイ2

お茶席でお客様に喜んでいただける菓子です。

柏餅

2015.05.03

5月5日は端午の節句。

起源は5月は午の月、その最初の午の日を祝う行事でした。

午が「ご」→五とつながり、五月五日となったと思われます。

男の子のお祝い事としたのは日本独特であり、江戸時代からでしょうか。

五月五日の宮中での行事に、菖蒲を髪飾りとしていたところから

「勝負」→「尚武」と連想させることにより、男子の節句としてお祝いするようになった

と思われます。

柏の葉でお餅を包む「柏餅」柏の葉は、新葉が出てから古葉を落とすところから

子々孫々と男子が絶えることなく、家督が継がれていく縁起を担いだようです。

柏餅

中身が見えませんね。ちょっとだけ・・・・・

柏餅2

夏は涼しく冬暖かに

2015.04.22

侘び茶を大成したのは千利休(1522~1591)と言われています。

現在の多くの茶人は利休の教えを基にしているのではないでしょうか。

教えの一つに「夏涼しく 冬暖かに」というのがあります。

茶室のしつらい、懐石の内容等随所で実践します。

 

今日の茶道では11月より4月までが炉の季節となっております。

炉釜コントラスト上げ

こちらはよく見かけるスタイルだと思います。

そして暖かくなるのに合わせて釜を掛け替えます。

 

779c084f8d34c218c44eb6b090e3aa56[1]

釣り釜です。必然的に釜が小さくなります。

当然釜の中の水の量も少なくなり、沸かす熱量は小さくなります。

透き木釜2透き木

こちらは透き木釜です。炉縁に木のピースを置いてその上に釜の羽を載せることで

炉に釜を据えます。炉全体の広いスペースを覆いますので、空気の対流が緩やかになり

炭の焼成も合わせて少ない熱量になります。

 

いずれも冬から春に移ろう3月4月に、暖かになってきた気候に合わせて

炉まわりや茶室の中を快適に過ごす工夫、季節を感じる工夫です。

 

 

桜餅の由来

2015.04.13

ソメイヨシノは葉桜となってきました。八重桜は今が満開でしょうか。

塩漬けの桜葉で餡を包んだものが桜餅。その起源は、江戸時代にあります。

江戸の向島、隅田川の桜見物者に、名刹長命寺の門前にて販売されていたのが

この塩漬け桜葉で包んだ餅でした。大変な盛況ぶりだったようです。

いまでも向島では有名な「山本」さんでその由来の桜餅が販売されています。

その桜餅は「長命寺桜餅」であり

小麦粉を水で溶き薄く焼いた生地で餡を包んだものを、桜葉で包んであります。

桜餅長命寺

画像は私の手作り桜餅ですが。「山本」さんのはお色も染めてなく、素朴なイメージです。

この季節には求める客人で行列のようです。

正岡子規はここの2階に宿泊した折に歌を詠んでいます。

「花の香を 若葉に込めてかぐはしき 桜の餅(もちひ) 家づとにせよ」

 

もう一つ、「道明寺桜餅」というのがあります。

道明寺桜餅

こちらは大阪府藤井寺市のある道明寺という尼寺に由来します。

尼僧が保存食として、粳米を挽いて粉にしたものが道明寺粉の由来だそうです。

その道明寺粉を水に浸して蒸して、餡を包み、おはぎのような状態にします。

それを桜葉で包みます。

 

関東風→上の写真の「長命寺桜餅」

関西風→下の写真の「道明寺桜餅」

そのよう言われています。が、今では東西を問わず、「道明寺桜餅」が多く出回っているように思います。

私の考える理由として「長命寺桜餅」は、1、薄い皮を焼くのに手間がかかる。2、日持ちがしない。

この二つが理由ではないかと思います。

 

どちらがおお好きかは好みがあります。両方作ってみました。

ただね、私はだんぜん「長命寺桜餅」派です。

過去記事一覧