森宗恵茶道教室は、栃木県小山市の裏千家茶道教室です。お茶の道を、もっと気軽に、身近なものに。

開炉

2015.11.12

平安時代より宮中では、旧暦10月の最初の亥の日に炉を開いたそうです。

またその日には、「亥の子餅」という儀式が行われました。

新穀でお餅をつきます。それを食して無病息災を祈ります。

賜り物として禁裏や将軍、領主らに授けられました。

 

これにならい、茶家でも「亥の子餅」を開炉のお祝い菓子として

茶席でもお出しします。

亥の子餅

今年の旧暦10月の初の亥の日は、11月19日です。

また利休居士は、開炉は「柚子の色づく頃」と言われていたそうです。

 

十二支の亥は猪の事。亥は五行説でいう水の卦です。

またイノシシは火難にあわない、嗅覚や臭覚がすぐれているそうで

山で火事がおこるときは、一目散に逃げることが出来るのでしょうか。

 

木造建築であり、これといった消火の方法がない時代においては

火という禍から逃れるための、ゲン担ぎだったのでしょうね。

 

 

 

 

 

深山

2015.10.26

色づく山の風景は、茶席でも取り入れたい要素の一つです。

深山

「深山」で如何でしょうか。

奈良の北西の紅葉が美しい竜田山には

竜田姫という女神が住んでいるとかいないとか。

茶杓は銘「竜田姫」で茶席に深まりゆく秋が感じられます。

栗蒸し羊羹

2015.10.08

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先日出かけた里山で、栗を購入しました。

お稽古に作ったお菓子は「栗蒸し羊羹」です。

ごろごろと、大きな栗を入れました。

ちょっとお塩も加えて、蒸し羊羹の甘みを引き出します。

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お干菓子は寒氷製の菊ですね。

お砂糖を煮詰めて作るのですが、寒氷は外側はカリっと中はさっくりと

二つの触感の美味しいお菓子です。

 

三夕

2015.10.08

茶道の世界では、10月は風炉の最終月になり、詫びた風情を楽しむ、名残の月となります。

日本には昔から、秋の夕暮の寂しさ、裏悲しさを詠う歌がいくつかあります。

「新古今和歌集」の中には、三夕(さんせき)という代表的な歌があります。

「寂しさは その色としもなかりけり 槇立つ山の秋の夕暮」寂連

「心なき みにも哀れは知られけり 鴫立つ沢の秋の夕暮」 西行

「みわたせば 花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮」定家

定家の歌は利休の師とされる、竹野紹鴎の茶道の世界観を表わす歌としても知られています。

初チャレンジ

2015.08.25

主菓子も、夏の初めと終わりでは、趣を変えます。

芙蓉です。

芙蓉

桔梗。

桔梗

お干菓子は千代結び。

千代結び

こちらは季節知らずでしょうか。

風炉灰形

2015.08.23

5月から10月は、囲炉裏のような炉をふさぎ、風炉と釜でお茶を点てます。

鉄切り掛け風呂

風炉のなかの灰にはいくつかのスタイルがあります。

小さなコテで、跡が残らないように仕上げるのが茶人の修業です・・・・・・(^_^;)

【基本の二文字押切】

二文字押切

灰匙を滑らせるようにして仕上げます。

ペタペタ押し付けたいところですが、我慢です。

【向山】

向山

 

【丸灰】

丸杯

それぞれ、季節、風炉の素材、形、または風炉と釜の相性から

どの灰形にするのか決まります。

夏の暑い盛りには、火を遮る前土器を二枚にする方法もあります。

まえがわら紅白

点前座に及ぶ熱量が少し遮られ、炭も流れにくいのです。

 

夏のお菓子

2015.08.05

日本には、暑い夏を乗り切る様々な工夫があります。

簀戸、葭簀、風鈴、打ち水、器等。

茶席の和菓子でも、涼を感じて頂けるものを選びます。

 緑水

「緑水」葛を使いました。

麩饅頭

「麩饅頭」こちらも夏の定番。

朝顔2

 「朝顔」

五感を使って涼を感じて頂きます。

金団

2015.06.06

茶道の主菓子には金団(きんとん)というものがあります。

白餡をそぼろ状に濾しだして、小豆餡の周囲に纏わせます。

お色変えることで、季節のお菓子に変化します。

「麦秋」

金団麦秋

「紫陽花」

金団アジサイ2

お茶席でお客様に喜んでいただける菓子です。

柏餅

2015.05.03

5月5日は端午の節句。

起源は5月は午の月、その最初の午の日を祝う行事でした。

午が「ご」→五とつながり、五月五日となったと思われます。

男の子のお祝い事としたのは日本独特であり、江戸時代からでしょうか。

五月五日の宮中での行事に、菖蒲を髪飾りとしていたところから

「勝負」→「尚武」と連想させることにより、男子の節句としてお祝いするようになった

と思われます。

柏の葉でお餅を包む「柏餅」柏の葉は、新葉が出てから古葉を落とすところから

子々孫々と男子が絶えることなく、家督が継がれていく縁起を担いだようです。

柏餅

中身が見えませんね。ちょっとだけ・・・・・

柏餅2

夏は涼しく冬暖かに

2015.04.22

侘び茶を大成したのは千利休(1522~1591)と言われています。

現在の多くの茶人は利休の教えを基にしているのではないでしょうか。

教えの一つに「夏涼しく 冬暖かに」というのがあります。

茶室のしつらい、懐石の内容等随所で実践します。

 

今日の茶道では11月より4月までが炉の季節となっております。

炉釜コントラスト上げ

こちらはよく見かけるスタイルだと思います。

そして暖かくなるのに合わせて釜を掛け替えます。

 

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釣り釜です。必然的に釜が小さくなります。

当然釜の中の水の量も少なくなり、沸かす熱量は小さくなります。

透き木釜2透き木

こちらは透き木釜です。炉縁に木のピースを置いてその上に釜の羽を載せることで

炉に釜を据えます。炉全体の広いスペースを覆いますので、空気の対流が緩やかになり

炭の焼成も合わせて少ない熱量になります。

 

いずれも冬から春に移ろう3月4月に、暖かになってきた気候に合わせて

炉まわりや茶室の中を快適に過ごす工夫、季節を感じる工夫です。

 

 

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