森宗恵茶道教室は、栃木県小山市の裏千家茶道教室です。お茶の道を、もっと気軽に、身近なものに。

利休七則 冬暖かに

2015.01.30

今朝から北関東の当地では雪が降っております。

全ての音が雪にのまれたかのように、あたりが静かになります。

北陸出身の私には、故郷を思い出させてくれ、心休まる時間でもあります。

 

 

 

千利休の教えに茶道への心構えを、実践に即して具体的に諭してくれる

七則があります。

そのうちの一つ、「冬暖かに」

筒茶碗

径の小さい、やや背の高い筒茶碗を使ってお茶をお点てしましょう。

柄杓で湯釜のお湯を一尺さしてから、茶巾をたたみます。

通常より少し長い時間、お湯を茶碗に溜めおき、しかも筒型ですからゆっくり茶碗が温まり

美味しいお茶をお点てすることが出来ます。

寒い中、道中身を縮めて訪ね来て、手をこすりこすり入ったお茶室で

そんな心づくしのおもてなしを受けることが出来たら、雪も亦楽しかろと思えるかもしれません。

 

 

 

花をのみ 待つらんひとに 山里の

2015.01.24

利休の茶道の世界感を表わした短歌があります。

「花をのみ 待つらんひとに 山里の 雪間の草の 春をみせばや」

寒中、雪が積もる大地は、一面真っ白で無の世界のようですが

その下には、確実に春の息吹が芽生えています。

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銘「下萌」

侘び、寂びから想像する寒む枯れの中にも、一条の光りが暖かい期待感を感じさせる

爽やかさを表したい。無から有が生まれるのでしょうか。

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中は黄身餡です。早くここにも春が来ないかしら。

花びら餅

2015.01.14

茶家のお正月のお菓子に欠かせない「花びら餅」です。

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京都の白味噌と赤だしで練った味噌餡を、白玉粉で作った求肥で包みます。

甘く煮た牛蒡が、お味のアクセントです。我が家では私の手作り。

このお菓子は宮中に由来があります。

「歯固め」と言われる長寿を祝う儀式で食される菱花びら、と言われるお餅は、丸くて白いお餅を何段か重ね

次に赤いひし形のお餅を何段かその上に重ね、味噌を塗、干した鮎をのせるという形です。

お菓子というよりも、強肴でしょう。それ故、味噌と、鮎が後に牛蒡になって使われたのです。

裏千家11代玄々斎が宮中にてお献茶した事より、茶家のお菓子として出されるようになりました。

 

 

 

 

 

新年になると、東京のデパ地下の主だった和菓子屋さんが、このお菓子を提供してくれます。

ほとんどの場合は、1月の中旬ごろまでの販売でしょうか。

友人のご主人は、私の花びら餅は召しあがって下さるそうです。

初茶会

2015.01.13

平成27年度初茶会終了。

懐石のメイン料理、煮物碗。

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柚皮の絵馬に、健康で和やかにお茶を楽しめるようにと願いを込めて

作りました。

「木枯らし」きんとん

2014.12.03

百合根が出回り始めました。 早速手亡豆こし餡に混ぜて金団を作りました。
初冬のイメージで黒ごまを荒くすって混ぜてみました。

シナモンも少し入れ混ぜ、12月には良いお味に仕上がりました。

 

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浮島

2014.12.01

「浮島」という和菓子です。私のイメージでは和風スポンジ。
小豆漉し餡、手亡豆漉し餡それぞれに、卵黄、薄力粉、メレンゲを混ぜて、型にいれて蒸します。
栗の蜜漬けも入れてみました。アレンジが楽しめる和菓子です。
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お祝いごとにいかがかしら

2014.10.24

お干菓子のバリエーションを増やしたくて挑戦中です。

 

 

こちらは味甚粉羹です。

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お水に寒天、砂糖を加えて煮詰めます。
味甚粉を混ぜて色をつけて、流し缶に流し入れ、固まったところで切り分けて型で抜きます。
今回は思いつきで熨斗に縛ってみました。
お稽古での皆さんの感想は「懐かしいお味です」

私もそう思います。

 

 

栗蒸し羊羹

2014.10.23

秋の味覚はいろいろなお菓子に活躍してくれます。
今年挑戦したのが「栗蒸し羊羹」です。

 

 

 

蒸すことでもっちりした食感になる羊羹と栗のほっこりした甘さが絶妙のハーモニーです。
秋の定番お菓子になる事、間違いなしです。

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おもてなし【客の粗相は、亭主の粗相】

2014.10.08

オリンピックの招致活動で、滝川クリステルさんが「お・も・て・な・し」と日本の良さをアピールなさってから久しく時間が経ちました。
私が考える茶道における「おもてなし」の心を少しばかりおしゃべりしてみます。

 

お茶時などを催すとき、よく言われるのが「客の粗相は、亭主の粗相」です。
客→ゲスト、すなわちもてなされる側。亭主→ホスト、すなわちもてなす側。

 

亭主は一会の茶事向け、あれこれと思いを巡らします。それは客本位の物でなければいけないと私は考えます。
決して亭主本位になってはいけません。亭主本位に考えると一人よがりに終わる事があります。
お客人のバックボーンを様々に考えて当日の準備を進めます。当然当日は、お客人にとって居心地の良いものでなければ、呼ばれた方には居心地の悪い思いをさせてしまうのは目に見えています。
例えばお茶が好き、和菓子が好きという小学生のお孫さんをお連れのお客人だとしましょう。ご一緒のおばあ様が長年お茶をたしなんでおられる方でも、照準はお孫さんです。多くの事を、特に手に触れ口に入れるものはお孫さんに照準を合わせます。小学校の低学年の方なら小さ目のお茶碗、軽いお茶碗を用意し、その上さらに欲を言えばそのお子さんが喜びそうな可愛らしい絵のものとかね。お菓子も食べやすい物を選び、お味も程よい甘さの物でと自分で作るなり和菓子屋さんに相談するなり考えます。お茶も大人にお出しするよりやや温めに点てたりします。飽きないように退屈にならないように一時を過ごしてもらうことも大切です。おばあ様が目の肥えた大茶人であったとしても、高価な道具を並び立てるのはいかがかと私は思います。幸か不幸か私は持ち合わせませんが・・・・・

 

お客人が何か緊張する、リラックスが出来ない茶会というのは呼ばれた側は窮屈で、変に肩が凝り、普段はしでかさないようなことを遣ってしまう事が起こりえます。そんな時私は、こちらのもてなしにお客人に不都合を感じさせてしまった、要らぬ心配をさせてしまったとそれを芯に物事を考えます。自分のことを顧みず、相手に何かを求めるのは私の流儀ではありません。人間は知らず知らずにお互いの気持ちが呼応し合うものです。自分の緊張が相手の緊張を呼び、自分のゆったりした心は、相手の気分を安らげることが出来ると思います。

 

「客の粗相は、亭主の粗相」それは茶会に臨む亭主への心得や戒めを解くものであり、また日常の人間関係へも言える事ではないでしょうか。

 

高価な道具と共に持ち合わせていない物があります。有言実行の姿勢です。人間関係でギクシャクした時、ついつい相手の非をあげつらってしまいます。

 

どうぞ寛大にご容赦を。

お干菓子と主菓子

2014.09.10

落雁というお干菓子があります。お干菓子とは水分の少ないお菓子です。

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和三盆糖で作ってみました。笹の葉です。

その他に主菓子というものがあります。それは上生菓子と言われる菓子です。

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こちらは9月9日の「重陽の節句」のおりの行事にちなんだ「着せ綿」という銘の主菓子です。

お茶事では茶懐石と呼ばれる料理が提供されますが、菓子は食事のあとのデザートです。
それゆえ茶道では、お菓子を頂ききってから、お抹茶を頂く、という流れになることが多いです。

 

 

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